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沢登りの危険 | ||
2003年より一般向けにシャワークライミング体験を始めました。当初は登山経験者が殆んどでしたが、昨今はSNSを通じてアクテイビテイが知られてきて、野外活動経験のない方も多くなりました。その為山や、渓での知識や技術、危険について知って頂く説明が不可欠となりました。 | ||
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沢登りは急峻な山の渓に入っていきます。雨が降ると渓はすぐに増水して流れが早くなり、大雨になると土砂崩れや災害のリスクも上ります。雨あがりの後は沢の流れや石の位置やなどの変化するので普段の状況をよく観ておく必要があります。大きな石が動いていたり、新たに丸太が引っかかっていたら慎重にルートを選びます。以前に山の先輩から「100ミリ以上の降雨後は2週間は沢に入るな」と教えられました。水が引いて、沢床の石が安定するまで時がかかります。またじわじわと振る梅雨の末期は地盤が緩んでいるので要注意です。 | ||
◎歩き方 基本は1列にて前の人の足取りに沿って進みます。河原の岩や石の上では跳ばずに、ゆっくり腰を降ろして上り下りします。足元が見えない流れの小滝ではつま先で足がかりを探りながらゆっくりと体を上げていきます。以前に1m程の岩に跳び移った時にゴロリと動いて下に転落しました。幸いリュックと救命胴衣のクッションで怪我なしで済みました。沢歩きは岩登りの基本である「静加重、静移動」を意識して行動しましょう。 |
沢に棲む危険な生きもの
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沢は様々な生き物たちの棲家です。そこに突然ズカズカと踏み込んでくる人間は彼らにとっては迷惑で怖い存在です。足元に細心の注意をして行動しましょう。 ①マムシ・・・・轟滝上の二重の滝に向かう遊歩道附近に棲息しています。マムシは胎生のため子を持つメスは昼間に明るい所で丸く座って体を温めていることが多いです。踏んだり、触れたりすると驚いて攻撃してきます。マムシは本来臆病な性質なので大抵は逃げる場合が多いのですが、個体によっては過敏なのもいますので気づいたら近づかないように。 ②ヤマカガシ・・・・マムシより咬まれる件数は低いのですがヒキガエルを主食にして、おとなしい性格で逃げることが多く、触ったり捕えだりしない限りは咬まれることはありません。上顎の奥に牙があるので攻撃性は弱いのですが、毒性はマムシの3倍で県内では血清がないといいます。一般的には背中の紋様と黄色と赤の色が混じっているのですが、体色は地域によって変わり黒や、斑紋のないのもいるので識別が難しい。 ③ヤマヒル・・・・1度、参加者の女性の足首にくっついていた事がありました。原因は彼女の沢靴のファスナーが半開きで、短い靴下で足首が露出していた為でした。ウエットの下にアンダータイツと長めの靴下を履き、襟元や袖口はきっちり締めましょう。 ④ヒキガエル・・・動きが緩慢でじっと座っているのですが、目の後ろに耳腺という毒の入った袋を持っています。通常では毒は出さず、身の危険を感じると白い液を出します。じわっと出ることもあれば、ピュッと飛び出ることもあるので決して触らないように。皮膚につくと炎症、目に入ると最悪失明、口に入ると嘔吐、下痢、幻覚あり、最悪死に至ることもあります。 |
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