皿まわし

皿まわしは難しそうにみえて意外と簡単に誰でもすぐに回せます。飽きる事なく、難易度の高い技でも練習次第で出来るようになります。経費がかからず手軽に出来て見て面白い、やればもっと面白い皿まわしの紹介です。

松山レク大会にて 福島青野小学校にて 吉野川市老人会にて

中国古来の伝統的曲技として生まれ、日本には奈良時代以前に唐より伝来した雑技から発達したとの事。古くは山伏修験の徒がこの種のもおを持ち歩いて人を集めていた模様の襖絵が残っている。その流れが江戸時代初期に伊勢の国(三重県)に発生した太神楽の芸の中に編入されて専門芸となった。
 江戸時代初期には街頭芸(大道芸)として発達し、放化師の演ずる放下の一部になっていた。明治になって一最柳斎柳一氏が屋内の寄席芸のひとつに取り入れ曲技を加味して曲芸師芸に移って一般向きとなり現在に及んだ。・・・「誰にでもできる皿まわし入門」より抜粋。
用具の準備
糸底(いとじり)のついている皿なら何でもいいがどんぶりの蓋がベストです。一般の家庭にあるどんぶりの蓋や、皿、茶碗など糸底のあるものなら何でもOKです。
竿(さお) 1m長さほどの篠竹。竹を取りにいってもいいし、100均で売っている園芸用の支え棒でもいけますが、初心者はしなりのつくものが回しやすいです。
座布団 皿の保護と怪我防止の為3〜4枚くらいは必要です。

皿まわしの道具(日本皿まわし協会製)
中皿 大皿 竿 協会製ハッピ
日本皿まわし協会製の中皿は陶器で普通のどんぶりのふたです。これは皿の底にある高台=糸底(いとじり)が小さくて深いため一番まわしやすいからです。ビニールテープを貼っているのは割れても破片が飛び散らないことや、何度も使える為です。また色合いがカラフルで見栄えがします。
竿(さお)は竹製です。篠竹(シノタケ)を加工して色づけしたものです。写真の黄色は中皿用、赤は大皿用です。軽い皿は細く、重いのは太い竿になります。

大皿はプラスチック製で見た目より軽いので少し練習すれば回ります。協会の初段認定の試験ではこれの中心まわしが出来ることが条件となっています。