キャンプをしましょう(3)



2、食をつくる

材料切り 薪割り 火をみる 出来上がり



県青少年センターでのリーダー養成キャンプでは岳人の森キャンプ場はよく利用させて頂きました。それは他のキャンプ場は設備や環境が整いすぎてそういった原始的な作業をしなくていいからです。

指定の場所で決まった長さの薪を軽く割ってかまどに入れて燃やす。・・・・確かにそのほうが短時間でラクに出来ますがそれでは考えたり、班のメンバーと相談したり、それぞれの役割の作業も減ってきます。
普段では出来ない作業がそこにある。それも初めての経験だから興味も湧いて楽しい、苦労して火をつけて炊いたご飯は家で食べる炊飯器のご飯とは比較にならない美味しさを感じるわけです。
といっても炭と化したおこげや、芯のある米はやっぱり食べられない。だから上手に炊けるワザを知ると最高の食が得られるわけです。


木を集めてくる 細く切ってマキを組む 火をつける 材料切り


飯を炊く

場所選定・・・公営のキャンプ場は炊事場はコンクリできっちりと設けられていて、薪も短く切って売られていますが、岳人の森キャンプ場は石を拾ってかまどをつくり、枯れた木を集めて切ったり、割ったりして薪をつくり、火を起こすという昔からのスタイルを続けています。
かまどはまわりに草や木がない平らな場所で、風の方向に入り口を向けて石を組みます。地面を少し掘ると灰も飛散しにくいのでいいかと思います。



薪割り・・・火付け用の細材をつくります。ナタは利き腕でもつ。その際に軍手は履かずに反対の手にのみはく。マキは木元を上にして、刃を当てて少し地面に叩く。刃が材に食いついたら片手でトントン叩いて割る。この時地面に板か枕木を敷いて刃こぼれの予防をする。

薪組み・・・・下に紙や乾燥した葉を詰めてその上に細材を山状に組み、上に太い材を組む。

炊飯・・・・以前は炊飯といえば飯盒だったが、鍋でも空き缶でも竹でも何でも炊けます。ふたは落ちにくいようにする。
      @米を計る:飯盒の中ふた(擦り切れ1杯で2合)、外ぶた(同3合)
      A米を洗う:2〜3回揉むようにしっかり洗う。とぎ汁は流しには流さないように。
      B容器に入れて水を入れる。:指間節や、掌をひたして計る。
      C火加減:これがポイントです。弱火〜中火〜強火〜弱火〜置き火の順で。水が吹くのを目安にして弱火、置き火にする。大体40分くらいです。標高がある山はしばらく水に浸してから炊く。
   
炊飯は火加減しだい ガスで焼きおにぎり 流しそうめん 手打ちうどん

ガスコンロ・・・・焚き火禁止の場所や、食事に時間をかけたくない場合はガスコンロを使用します。山歩きや川下りなどプログラムメインでの食には携帯用のガスコンロにて簡単クッキングをします。


キャンプメニュー・・・野外で食べるにふさわしい料理、また野外でしか出来ないメニューはいろいろあります。いろいろ工夫して作ってみてください。
・燻製
・竹かやくご飯
・ねじねじパン
・オープンサンド
・手巻き寿司
・たらいうどん





h15年のバケツリレー 皆で記念撮影 オーナーの山田さん

山のキャンプは雨も多く、全員がカッパを着て炊事したこともありました。岳人の森キャンプ場の野外炊事場の6畳間くらいの屋根下で20人の参加者が直立状態で野菜を切ったり米を洗ったり、その外で男子が一所懸命濡れた薪に火をつけていたり・・・。狭い屋根の下で人が固まって作業する。自然に知らない者同志でも距離が近づきあうものだと実感しました。

平成16年はキャンプ場手前の国道が崩落につき、車をそこにおいて山の急斜面で皆が並んで装備品をバケツリレーして運んだ事がありました。それだけで充分に打ち解けあいキャンプ開会の前ですでに仲間意識が生まれていました。


普段は出来ない自然の中での活動体験を味わうこと、それを通じて参加者との仲間づくりをするという目的を考えていろいろ場所を変えてやってきました。私的好みもありますが岳人の森でしてきたキャンプはいい思い出として残っています。オーナーの山田さんが半生をかけて自分の手で造られてきたキャンプ場だからそこに人とキャンプを愛する想いがこもっているからだと思います。