キャンプはいいな(2)

普段は出来ない体験を味わうこと、テントを建てたり、ご飯をつくったりして仲間づくり.がをすすめられる。どしゃ降りの雨で全員カッパを着て食事づくりした時はこともありました。6畳間くらいの屋根下の炊事場で20人の参加者が直立状態で野菜を切ったり米を洗ったり、その外で男子が懸命に濡れた薪に火をつけていて、狭い場所で袖すりあって雨のおかげで自然に距離が近づきあうものだと実感しました。
バケツリレー   調理 オーナーの山田さん  子供キャンプ 
平成16年はキャンプ場手前の国道が崩落につき、車をそこにおいて山の急斜面で皆が並んで装備品をバケツリレーして運んだ事がありました。それだけで充分に打ち解けあいキャンプ開会の前ですでに仲間意識が生まれていました。
。オーナーの山田さんが半生をかけて造ってこられてきた岳人の森には人とキャンプを愛する氏の想いがこもっているからだと思います。

 

炊飯
    30代の時に徳島県青少年センター主催のリーダー養成講座をやらせて頂いていた時に岳人の森キャンプ場をよく利用しました。その理由は・・・キャンプ場の設備や環境が整いすぎていなく、自然な素朴さがあるところに魅せられました。

ここではかまどや、薪は自分でつくります。
❶薪になる落ちた木を集めてくる。
❷その木を切ったり割ったりして薪をつくる。細い枝や枯れ葉は焚き付けにする
❸石を集めてきてかまどをつくる  
❹薪を割って火がつきやすいように薪を組む
❺焚き付けを下に詰めて火を点ける。

売っている薪と着火剤で所定のかまどで火をつけるキャンプ場では短時間で簡単ですが、面白味がない。
自分やメンバーで集めた木で苦労して火をつけて炊いた飯盒メシは時間かかるけどやり遂げた充足感があります。
けれど芯のある米はやっぱりまずい。だから炊飯の火加減を覚えると仲間に褒められて嬉しくなる。
 
木を集めてくる 細く切ってマキを組む 火をつける

場所選定・・・かまどはまわりに草や木がない平らな場所で、風の方向に入り口を向けて石を組みます。地面を少し掘ると灰も飛散しにくいのでいいかと思います。

薪割り・・・太いものや湿った木は割ります。ナタは利き腕で素手で持ち、手袋は反対の手にのみはく。マキ割りはは木元を上にして、刃を当てて少し地面に叩く。刃が材に食いついたら片手でトントン叩いて割る。この時地面に板か枕木を敷いて刃こぼれの予防をする。

薪組み・・・・三脚をつくる要領で中は乾燥した葉や細材を詰めてその上に細材を山状に組み、外側に太い材を組む。

     
炊飯・・・・以前は炊飯といえば飯盒だったが、鉄鍋、土鍋、普通の鍋ふたのある容器なら何でも炊けます。容器なければ竹は最高です。
      ①米を計る:飯盒の中ふた(擦り切れ1杯で2合)、外ぶた(同3合)
      ②米を洗う:2~3回揉むようにしっかり洗う。とぎ汁は流しには流さないように。
      ③容器に入れて水を入れる。:指間節や、掌をひたして計る。
      ④火加減:これがポイントです。弱火~中火~強火~弱火~置き火の順で。水が吹くのを目安にして弱火、置き火にする。大体50分くらいです。標高がある山はしばらく水に浸してから炊く。
   
ガスコンロ・・・・焚き火禁止の場所や、食事に時間をかけれない場合はガスコンロを使用します。山歩きや川下りなど日中の活動がある時の食には携帯用のガスコンロにて簡単クッキングをします。

メニュー・・・キャンプ献立てはカレー、バーベキューが定番のイメージがありますが、そこから離れて季節や場所にあったメニューを考えてやってみてください。